介護の仕事を始めて、独身時代からのも含めると、約10年になりました。

初めて取った資格は
ホームヘルパー3級

※ホームヘルパー3級とは、正式名所は「訪問介護員養成研修3級過程」といい、生活支援業務（主に買い物・調理・洗濯など）のみできますが利用者に直接触れる身体介護などの業務はできないため、実質無資格の人と業務の幅が変わらないこともあり、現在は介護資格の制度改定に伴い廃止されています。

学生時代の友人に、一緒に取らない？と誘ってもらって軽い気持ちで取ったのがきっかけでした。
友人は講座に日程が合わず、一緒には取れませんでしたが、福祉に目覚め、大学卒業後働きながら専門学校に入りなおし、理学療法士をしているつわもの。

初めての介護のお仕事
この資格のおかげで、訪問介護の世界に入り、最初は入浴介護の会社でしたが、その会社で訪問介護部門にも引っ張ってもらえる。
しかし、ブラックな会社。介護も措置時代。初めて行ったお宅は付き添いもなく、そのおうち自体も、この会社と契約したばっかりと、介助内容も詳しく決まってない状態。
渡されたミッションは、買い物。
運よく元気なおばあちゃんで、おしゃべり好きだったので、お店も買い物リストも聞き出せ、何とかやりこなせた思い出のスタート。
報告書だけでなく、ケアプランまで若干２４歳で書きこなし、会社に喜ばれるも、アルバイトという立場から抜け出せず、ヤキモキ。
このままではまともに働けないと思った私は、働きながらヘルパー2級を取得。
その講座の看護婦先生に、目に留まり、東京海上系の訪問介護の会社に引き抜きをしてもらえ、契約社員として働く。
大手の会社は手当て厚くありがたかったが、やはり正社員になるのはケアマネージャーや、サービス提供責任者になれる介護福祉士。当時実務経験がなかったので、そこで3年働く計画だったが、当時私を引き抜いてくれた看護婦先生は、会社と折り合いが悪くなってしまい、所長が変わってしまう。実力主義の所長には、まったくの未経験の若造の私は気に入らなかったようで、回される仕事が激減。
「あなたは経験値あげる仕事をしたほうがいい」
と、ほぼくび状態でしたが、これまた運よく、親戚に特別養護老人ホームに知り合いがいるから。とある施設を紹介してもらえる。

介護の仕事を楽しみたかった

心機一転、1から介護を学ぼうと思った矢先。職場で出会った人とお付き合いが始まり、プロポーズ。幸せだな～と思ったら妊娠。
結婚・出産を機に退職。
仕事を極められず、やってきた子育て。決してお金持ちではなく、大変ではないとも言えないけど、幸せな日々。子供の成長に伴い、経済的にそして心残りの介護の仕事を原点に戻って挑戦してみようと決意したあの日。新たな出会いを楽しみにワクワク

介護の仕事を楽しんでいる

働く前に、介護福祉士の資格を取るための情報を収集。
以前の経験は生かされるのか？働いていた職場へ連絡。しかし、１０年以上も前の所属データは消されるとの返答。やっぱり１から実務経験を積み上げなくてはいけないことが分かった。

ヘルパー2級は、初任者研修資格と同様の扱いのため、資格として生かされる。さあここからだと、
今年、実務者研修資格を獲得。獲得中は、家でできる勉強とスクーリング。
勉強は苦手で、筆記テストは1回落ちてしまったけど、実技試験は1発合格！

医療的ケアに関しては、担当看護師先生に褒めていただけるほどに。

子育て・家事・正社員での仕事・実家の仕事の事務仕事の手伝い・娘の習い事の役員などなど。の合間での資格取得。
体調崩さず、やり切れた。苦しかったけど、おじいちゃん・おばあちゃんの笑顔は最高。
きっとやりがいがここにある。

おかげで

合格証が届いたとき、本当にうれしかった。
さらに、これで毎月６千円アップ↑
介護の仕事は、キツイ・キタナイ・ヤスイ
なんて昔からイメージが悪いように思われる。

働く場所によっては、ブラックな会社や施設が今でもあるので、すべて同じとは言えないけれど、
私には、今の職場はありがたい位置にいる。
きつくない・キタナイものに出会ったたら、運がついたと喜べる・働きの割には、いいお金をもらえてる。
何より、若いスタッフが皆いい人。
悲しい別れの先に、自分の悪いものも持っていいてくれると信じられる。
誰でもできる仕事ではないけれど、誇りをもってやれている自分をほめたい。
今度こそは、介護福祉士。
資格を取れたら、まずは私の第一関門が通過できる。
最後は、両親の死の時に生かしていこう。
それが逃げ出すことなく乗り越えられたら極められたとしよう。
そしたら、新たな挑戦ができる。
楽しみはまだまだ続く。

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